疲れてるのは体じゃない、脳なのだ!
運動して「疲れた」と感じる時、それは体が疲れているわけではなく、「脳が疲れている」のだと疲労を研究する梶本氏は説明しています。
例えば、運動すると呼吸が「ハッハッ」と早くなったりしますが、これは体内の酸素が不足しないように、たくさんの酸素を取り込むため呼吸回数を増やしているからです。
また汗をかくのは、体内温度をさげるため。体の深部が高温になると臓器や脳がダメージをうけてしまうので、それをさけるために体を冷やしています。
このように脳の司令塔である自律神経は状況に応じて「酸素をいっぱいとりこんで!」「汗をかいて!」など様々な指令をだしています。
運動して「疲れた」と感じるのは、ほとんどの場合、この司令塔である脳の自律神経が疲れを感じているから。疲れを感じさせて休息をとらせようとしているのです。
ストレスや疲れ具合は機械で測れる!?
さて、この「疲れ」や「ストレス」の感じ方には個人差がありますが、現在はそれを数値で表せる機器があります。
指先を機器に差し込み脈波を2分測るだけ。疲労度を数値で表すことができるので、個人の「疲れ」を客観的に判断できます。
この方法は、指先から心拍・脈拍を計測することで、交感神経と副交感神経のバランスや自律神経機能全体の働きを算出しているそうです。
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疲労測定器は誰が使うの?
一部のバス会社や航空会社ではすでに導入されており、ドライバーやパイロットに対して安全運転のために体調を管理する目的で使われているそうです。
また、うつ病の診断など、自律神経の疲弊を図るためにも導入されています。
今後は過労死を防ぐために一般企業でも導入することが予想されます。
ちなみに、やりがいをもって忙しく仕事をしている時は疲れを感じないこともありますが、機器で測定すると疲労度が高く表示されることがあります。
本人の気づかないうちに疲労やストレスがたまり、自律神経の病や突然の過労死につながるなど注意が必要です。
機器で測定することで客観的に判断し、病や事故を未然に防ぐことが期待されています。
仕事が退屈、つまらないなど考えている人は疲労度は低く表示されるそうです。