人間の肌には温度センサーがついていて寒さや暑さを体内に伝えます。
極度の寒さは低体温症になり、猛烈な暑さは熱中症を引き起こします。
どちらも命を落とす危険があり、生命維持のため体は様々な働きを持っています。
その一つに、気温に合わせて血管を広げたり縮めたりする機能があります。
『暑い時』
気温が高く暑い時は、皮膚の表面の血管を広げます。
これは体の深部が高温になるのを防ぐため。極度に高温になると臓器や脳に様々な障害をおこしてしまいます。
血液は広がった血管を通り皮膚の表面へと広がり熱を放出します。
暑い時に顔が赤くなるのはこの表面に集まった血液のためです。
『寒い時』
気温が低い時、皮膚の表面付近の血管を狭くして血液が皮膚の表面に流れないようにします。
これは寒さに触れて血液が冷えるのを防ぐためです。この時、体内を温めようと血液は体の深部に集まってきています。
寒い時に顔が真っ白になるのは血液が体の深部に集まっているためです。
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