発展途上国にアレルギー患者が少ない理由
2021年現在で世界の人口は約78億人、その中で水道のない設備で暮らしている人々は約22億人と言われています。
発展途上国と呼ばれる地域には、不衛生な水や生活環境で常に命の危険と隣り合わせという人々も数多く存在しています。
一方、先進国はここ40~50年で衛生環境は急速に改善されています。
戦後の混乱が落ち着き、インフラが整い町は清潔で、人々は安心して暮らせるようになり、今では日常生活では寄生虫や伝染病の心配はほぼありません。
しかしここにきて、一つ問題が起こったのです。
本来人間の体はある程度の細菌やウイルスと戦うようにできているということ。
人間は体内に入った異物を、有害か無害かを判断をして、有害なら攻撃をするという機能を備えています。
ところが現在の先進国には細菌やウイルスなどの有害物質が少なくなってきています。
清潔で素晴らしいことですが、手放しで喜べません。
もし当然あるべき有害なものが存在しなかったら、、どうなるのでしょうか。
人間の体は、体内に入った無害な物の中から、有害な物を無理やり見つけようとします。
例えば食物や花粉、これらは本来人間の体には害をおよぼしません。
しかし、「有害なものを見つける」という細胞の働きから、有害物質と似た形の食物や花粉などを「有害だ!」と誤って判断してしまうことがあります。そして体内から排除しようと過剰に免疫細胞が働いてしまう、免疫システムの暴走、これがいわゆるアレルギー症状です。
これらは免疫細胞の判断ミスで起こるものですが、不衛生な環境で常に本物の有害物質が周りに存在することが多い発展途上国では、ほぼ起こる事のない人間の体のエラーです。
実際に私の知人は重い花粉症でしたが、ウイルス性のひどい胃腸炎にかかり3日間、嘔吐、下痢を繰り返していました。過酷な数日でしたが、その間は花粉症の症状が全く出なかった、というのです。ところが胃腸炎が治ったとたん再び花粉症の症状が現れたそうです。
これは免疫システムがウイルスを攻撃する事に集中しており、花粉症にかまっている暇がなかったということです。
先進国に住む私達は、清潔で安心な毎日と引き換えに、免疫システムの暴走という新たな問題を抱える事となったのです。
今できること
赤ちゃんなど幼い子供にとって免疫システムを鍛えるのは重要なことです。
抗菌グッズなどが増えていますがこれを常時利用することは免疫システムを鍛えるせっかくの機会を奪ってしまうのです。
ほどほどに菌に触れさせ、丈夫な体つくりをしてあげましょう。
アレルギーになってしまったら
自分でできることは、アレルギーを起こす食材や物質を遠ざける事。命の危険にさらされる可能性もあるので自己判断で食べたり触れたりせず専門医に相談しましょう。
最近では「自律神経」が「アレルギー」に対して影響を与えることも分かってきています。
十分な睡眠をとりできるだけリラックスした状態で過ごしましょう。
アレルギーは患者数が年々増加し、熱心に研究されている分野です。多くの研究機関で調査され様々な治療法が報告されています。苦労されている方も多いと思いますが、できるだけ悲観的にならず、今できることを楽しみましょう。
とても同感です。私の長男は(現在19歳)0歳の時に小児喘息と診断され、つまりアトピーでもありますとのこと。そこで思案した結果、ひらめいたのが、途上国にはアレルギーがないと考え、乳幼児期の抵抗力(治癒力)を活性化させることにしました。その結果5歳で完治しました。
その内容はある民放局で否定されましたが、FMカミュにティー局で放送しました。
どう対処したかというと、除菌を一切排除したのです。
①手洗いなしで食事もOK
②落ちても拾って食べる
たったこれだけです、1日一回の大事なジュースをテーブルにこぼした時も、口をつけてすすっていました、
フードコートで床に開いて落ちたバーガーも元に戻して食べました。
心療カウンセラー 宮内一郎
コメントありがとうございます。
息子さん、完治されてよかったですね。
私の子供も喘息、アトピーとありましたが良くなっています。でも最近になって甲殻類アレルギーが出ました。どうしたものかと色々資料を読みあさっています。
コメントありがとうございます。
息子さん、完治されてよかったですね。
私の子供も喘息、アトピーとありましたが良くなっています。でも最近になって甲殻類アレルギーが出ました。どうしたものかと色々資料を読みあさっています。