アレルギーのしくみ
体にはウイルスや細菌などの異物が入ったとき、体を守るため、以下のシステムが働きます。
①異物を見つける
②有害か無害か判断
③有害なものは対処
①の「見つける」では、ウイルスや細菌などが体内に入っていないか常に監視しています。
②の「判断」では、体内に入った異物をいち早く体に有害なのかどうかを判断します。
そして有害な物質に対して③の「対処」が行われます。
例をあげると花粉症。体内に入った花粉を見つけ有害と判断し、くしゃみや鼻水で花粉を体外に出しています。
ところが、困ったことに②の「判断」で間違うことがあるのです。
花粉などは私たちの体に害をあたえないのに「これは有害物質だ!」と判断し攻撃をしてしまう。
この結果私たちの体に様々な症状を引き起こしトラブルになっています。これがアレルギー反応です。
元々は自分の体を細菌等から守るためのシステムなのですが、判断ミスでとても不快な状態、時には死に至らしめる危険な状態にさせてしまうのです。
本来は人間には害を与えない物質に対して、「有害だ!」としてしまう判断ミス。
この判断ミスがどうして起きてしまうかはいまだに解明されていませんが、こちらも要因の一つであると考えられています →