なぜ人間は食べ物を食べなければならないのでしょうか。
人間の体は常に生まれかわっています
人間の体は約230種類、約60兆個の細胞からできており、その細胞は毎日約2%が新しく入れ替わっています。
そしてこの細胞にはそれぞれ寿命があって、古くなった細胞は処分され代わりに新しい細胞が作られています。
例えば、骨などは部位に違いがありますが、数か月~数年で全て新品に入れ替わると言われています。
参考資料:細胞の寿命について
古くなった細胞はどこへ?
皮膚の一番表面である上皮(じょうひ)細胞の寿命は約1ヵ月。
ぽろぽろと落ちるフケや垢(あか)は古くなって処分された皮膚の細胞なのです。子供がお風呂に入ると湯舟が白く濁ったりするのは古くなった細胞が剥がれ落ちた証なのです。
また、体の内面の古くなった細胞は便となって体の外に排出されています。便の約3分の1は古くなった細胞です。その証拠に、水だけ飲んで1週間絶食する人も便が出るとのこと。
このように人間の体は毎日全身の細胞を新しく作り変えているので、その新しい細胞の材料として食べ物は必要不可欠なのです。
食べないとどうなる?
材料がなければ新しい細胞を作ることができません。
食事を抜いたダイエットをして髪が薄くなったり、肌がしわしわになったり、骨折しやすくなるのは材料不足の結果です。
丈夫で美しい体を作るために、材料になる食事は必要不可欠なのです。